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第76回福島県高等学校演劇コンクール「優良賞」「創作脚本賞」

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第76回福島県高等学校演劇コンクール「優良賞」「創作脚本賞」

2022.12.20

高校

 12月16日㈮に二本松市民会館で行われた「第76回福島県高等学校演劇コンクール」で本校演劇クラブが上演した「あの日のそらを越えて」が優良賞、西田小春さん(高校2年)が「創作脚本賞」を受賞しました!

 20年ぶりの県大会出場、演目の詳細については以下をご覧ください。

「県北地区演劇連盟コンクールで20年ぶりの県大会進出!」→こちら

 創作脚本賞を受賞した西田小春さんは、地区大会では2年連続の創作脚本賞、また、昨年は松川事件を題材にした戯曲「いつの日にかの約束を」で「第7回松川賞(創作部門)」を史上最年少で受賞しています。素晴らしい実績ですが、なんと、戯曲(脚本)を書き始めたのは高校生になってから。「いつの日にかの約束を」が初めてだったそうです。

 今回の「あの日のそらを越えて」を書いたきっかけは、高校1年生の時、授業の一環として訪れた「戦争展」でパンプキン爆弾の模型を見たとき、自分があまりに福島のことを知らないことに気付き、もっと知らなければならないと感じたことだったそうです。その後、いろいろな資料を集め、実際に現地に足も運び、脚本を完成させました。 

 西田さんは「自分が戦争を体験していないので、体験された方の気持ちを考えると、どのような表現をすべきか悩みました。部員のみんなで一緒に調べたり、実際に信夫山に行ったりして一丸となったことが思い出です。東北大会に行けなかったのは残念ですが、私の脚本に、照明などの裏方や役者などたくさんの仲間が関わってくれて感謝でいっぱいです。」と話してくれました。

 部長の菊田若那さんは「脚本を最初に見たときは知らないことばかりで驚きました。改めて福島の歴史を知って、当時の苦労された方々がいて、今の平和な福島があると感じ、今の私たちに何ができるのか考えさせられました。学業との両立で忙しくて追い込まれるときもありましたが、部長としてみんなのメンタルにも気を配りながら、ここまで来られました。20年ぶりの県大会、私たちにとっては初めてだったので、緊張もありましたが、成蹊演劇部らしい舞台ができたと思います。」と話してくれました。

 「あの日のそらを越えて」は1月15日㈰の「テルサ演劇祭」で上演されます。入場無料ですので、ぜひ、足をお運び下さい!

「テルサ演劇祭」公式ページ(外部リンク)→こちら

▶「テルサ演劇祭」チラシ・演目(PDF)