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国際理解探究学習(1年特進・文理)

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国際理解探究学習(1年特進・文理)

2024.03.12

高校

3月12日(火)。特別進学コースと文理選抜コースの1年生が、国際理解探究学習として中鉢典子さんの講演会を聞きました。中鉢典子さんは元JICA青年海外協力隊員としてマレーシアで生活された経験があります。両コースは今年の秋にマレーシアでの研修旅行を予定しており、その研修を有意義にするためにご講演をいただいたわけです。
中鉢典子さんは民族衣装で講演をされました。また、生徒がイメージする「マレーシア」や「多様性社会」について付箋を使ってアウトプットさせ、さらにそれらを共有することによりイメージを深めていきました。
講演会には神戸市のユナイテッドワールドカレッジの生徒4名も参加し、楽しい中にも様々に考える時間を得ることができたようです。
最後には、中鉢典子さんと一緒にマレー語に挑戦したり、マレーシアの衣装体験をしたりしました。
「百聞くは一見に如かず 百見は一験に如かず」
研修旅行が楽しみになってきました。

以下は講演後の生徒の感想です。

マレーシアの祝日の数が日本よりとても多くて驚きました。各州の知事の誕生日が祝日になっている所もあって、日本も県ごとに知事の誕生日で祝日をつくれば休日が増えるのでは?と思ってしまいました。マレーシアの服装も、派手な色が日本の服の黒・白・グレーのような落ち着いた色とはまた異なる部分だと思い、おもしろいと感じました。(菅野 遥斗)

今回の講演会を通して私が学んだことは主に2つあります。まずは、マレーシアはたくさんの民族と3つの宗教から成っているということです。今までは“マレー人”とひとくくりにしていましたが、実際はその中にマレー系や中華系など様々な民族がいると知ることができました。次に、多様性社会について、マレーシアは多民族国家ということもあり、理解があるということです。講演会の中で“1つのマレーシア”という言葉があったように、人種や宗教、性別、障がいの有無などの違いはあっても、その違いを受け入れ、それを当たり前のものとして互いを認め合うことができるという点で、私たちが学ばなければならないことはまだたくさんあると痛感しました。実際にマレーシアの衣装や言語、マナーなどに触れたことで、より興味が湧いた人も少なくないと思います。もっとマレーシアについて知識を深め、来年度の研修旅行に臨みたいと思いました。(秋葉すみれ)